訪問介護とはケアマネージャーから仕事の依頼が来たら、その方のご自宅へ行きお仕事をします。仕事の内容は、身体介護、生活援助、通院同行があります。

身体介護

・ご自宅で生活されている方入浴介助もしくは見守り
・移動の介助や見守り
・寝たきりの方のおむつ交換、清拭
・軟膏を体に塗る等があります。

生活援助

・食事の準備
・掃除
・洗濯（干す、取り込む）
・買い物
などサービスを利用されている方の生活に直結する部分を言います。

通院同行

これは定期通院や臨時で受診するときに病院や診療所などに一緒に行き受診時の受付から終了までを行います。
内服薬が処方されれば薬局に取りに行くこともあります。

訪問介護の魅力

自分の働きたい時間に合わせて働く事ができるです。

例えば幼稚園や保育園のお迎えがあるから午前9時から午後1時まで働きたいとすると、その時間だけ訪問介護ステーションに登録します。
この時曜日も選ぶことができます。例えば週3回月水金みたいな感じです。

趣味やワークライフバランスなどプライベートを重視する方にはとても良い内容ではないかと思います。

人間関係がほとんど無い

基本一人で個人の方の自宅に行きますので、他のスタッフの方とのやり取りはありません。そのため人間関係に悩まされると言うことはありません。

自分のペースで依頼されている内容を時間内に終わらせる事が出来ればいいのです。

一人の人の為に時間が使える

介護施設などでは多くの利用者様や入居者様を一人で対応することもあると思いますが、訪問介護は個人を相手にしますので一人の方に決められた時間はありますが、その方の為だけに使う事が出来、一人の方にゆっくりかかわる事ができます。

ありがとうがもらえる仕事

利用されている方の殆どが、ご自宅で一人で生活されている方か、もしくは高齢者だけで生活されている方がほとんどです。

同居家族が居ても、朝早くから夜遅くまで仕事をされており、日中は一人かもしくは夫婦2人だけという方々で、自分達だけでは日々生活する事が大変と思われている方が利用されています。

日々の生活の困難な所解決してくれる訪問介護の方を心待ちにされています。中には朝から今日は来てくれる日と楽しみに待って居る方もいます。

「いつもありがとう」「○○さんがいるから助かる」など感謝の言葉を直接もらえ、出来やりがいを感じられる仕事だと思います。

訪問介護にはどんな人が向いているか

責任感のある人

一人で個人宅に行き仕事するわけですから、いい加減な仕事をすると、ステーション自体の評判にかかわりますし自分の評価につながります。

また、いい仕事をするとステーションの評価になりますが自分の評価にもつながり、「○○ステーションのあの人にお仕事をお願いしたい」とお仕事が来る事もあります。

自分が行った事が直接評価されるわけですから、大変な事もありますが、この仕事選んでよかったとも思えると思います。

コミュニケーションがとれる人

ご自宅に行き挨拶はもちろんですが、サービスを利用されている方と話すことも仕事のうちです。

掃除一つにしてもケア一つにしても今何を望んでいるのか聞いてその方の要望を満たす事も重要です。

日々のお話相手も仕事のうちと言えます。一人で生活されている方は、特にそのような傾向にある方が多いようです。

人の困っていることを感じる事ができる人

どんな事に困っているのかは、日々違うこともあります。何気ない会話から利用されている方の不自由に感じていることを察して、ケアマネージャーに報告することも重要な役割と言えます。

また、利用されている方の生活に直接かかわる仕事ですので、利用されている方の生活の質の向上には、どのような援助内容が必要なのか感じる心も必要になります。

訪問介護の大変なところはどんな所でしょうか

それは、個人で動いていると言う事にあります。病院や介護施設だと、周りにスタッフがおりすぐに助けを呼べます。

訪問介護は個人宅に一人で訪問するわけですから、訪問したら、状態が変わっていたり、中には怪我をされている等のアクシデントに出くわす事もあります。そんなときはどうすれば良いのかわからずパニックになると思います。

そんな時はまずは落ち着く状況を連絡、報告、相談が大切です。また、アクシデントに対応する方法はステーションによって違いがありますので、必ずか確認する事が必要です。

アクシデントがおきた時の一例として
ケアマネージャーに連絡する。その後ステーション管理者やサービス提供責任者に連絡相談です。

その時に次の訪問先がある場合には自分はどのように行動したらいいのかかも併せて確認する事も忘れないようにしましょう。

報告する内容は自分が見たままを報告するようにしてください。
頭の中ではまとまらない事が大半です。メモ帳に起きている状況をそのまま書き報告し指示された内容を書き留めるようにしましょう。

そうすることで、報告漏れや指示された内容を自分自身でもう一度確認する事ができます。

まとめ

今回訪問介護について仕事の内容やどんな人が向いているのか、どんな魅力があるのか、大変な所はどこなのか等について書いてみました。

お仕事内容が個人宅に行き行うということで躊躇するかもしれません。病院や介護施設で行っていることを自宅で行うと思っていただけると、想像しやすいのではと思います。

生活援助は家事が出来ればできます。料理が好き、掃除洗濯が得意と言うだけでも良いんです。
ただし資格が必要になります。初任者研修を受けていることが条件になりますので、そこだけはクリアしておきましょう。

スキルアップできる研修などを用意されている所もあります。訪問介護の魅力に一人でも多くの人に触れてもらえればうれしいです。