介護業界で働きたい方の多くが、近年「訪問介護」に関心を深めています。高齢化社会の進行とともに需要も増している訪問介護なら、長期的に安定して働くことも可能です。この記事では、訪問介護に関心がある方向けに、働き方やキャリア形成について詳細を解説します。

訪問介護ではどのような働き方ができる？

訪問介護は、高齢者や障がい者が暮らしている自宅などを訪問し、身体介護や生活援助を行う仕事です。身体介護は入浴や排泄、食事の介助を行うことです。生活援助とは、掃除や買い物のなど、日常生活のサポートを行います。

では、訪問介護に従事するにあたっては、一体どのような働き方ができるのでしょうか。詳しくは以下の2点です。

正社員

訪問介護での働き方の1つ目は、「正社員」です。正社員として働くメリットは以下の4つがあげられます。

・安定した収入を得られる

正社員として働く場合、事業所から給与や賞与などの収入を得ることができるほか、安定した収入を得られるでしょう。また、資格による評価も得やすく、スキルアップとともに昇給も目指せます。

・福利厚生が充実している

正社員として働く場合、事業所によっては、社会保険や退職金制度などの福利厚生が充実しています。これから長く介護業界で活躍したいなら、職員への待遇がしっかりとしている事業所がおすすめです。

・キャリアアップのチャンスがある

正社員として働く場合、資格取得支援やキャリアアップ支援などの制度が充実している場合があります。そのため、スキルアップやキャリアアップのチャンスがあり、将来的なキャリアの形成にも役立ちます。

・やりがいを感じられる

訪問介護は利用者や家族の生活を支える、やりがいのある仕事です。正社員として働く場合、利用者や家族と長期的な関わりをもつことができるため、よりやりがいを感じることができます。

アルバイトやパート

訪問介護の仕事には、アルバイトやパートとしても働くことができます。正社員ではない形態で訪問介護の仕事に従事するメリットは、以下の4つです。

・自分の都合に合わせて働ける

アルバイトやパートとして働く場合、自分の都合に合わせて、勤務時間や勤務日数を調整することができます。そのため、子育てや介護をしながら働きたい方にもおすすめです。

・未経験でも始めやすい

アルバイトやパート勤務ではあれば、未経験でも始めやすい場合が多いです。そのため、まずは訪問介護の仕事に興味をもっている方にもおすすめ。ただし、身体介護をこなすためには、介護職員初任者研修を終えておく必要があります。

・気軽にスキルアップを目指せる

アルバイトやパートとして働きながらも、訪問介護で働きながら実務経験を積むことで、スキルアップを目指すことが可能です。事業所によっては、資格取得支援やキャリアアップ支援などの制度が充実している場合もあります。

・自分のペースで働ける

アルバイトやパートとして働く場合、自分のペースで働くことができます。正社員として働くのは難しいけど、介護業界には携わってみたい方は、まずは短時間勤務の働き方から始めてみてはいかがでしょうか。短時間なら拘束時間が短いため、無理なく働けます。

訪問介護でキャリアアップ！資格取得のメリットとは

訪問介護はさまざまな資格取得もできる仕事であり、従事することで新しい働き方を模索することもできます。

この章では訪問介護を通して、資格取得を目指すメリットについて紹介します。

仕事の幅が広がる

資格を取得することで、仕事の幅が広がります。

たとえば、介護職員初任者研修を取得すると、食事や入浴、排泄などの身体介護を行うことができるようになります。さらに、介護福祉士を取得すると、生活援助や相談援助などの業務も行うことができます。

収入アップのチャンスがある

資格を取得することで収入アップのチャンスがあります。介護職員の平均年収は約350万円ですが、介護福祉士の平均年収は約400万円であり、さらに給与を伸ばしている方もいます。

キャリアアップにつながる

資格を取得することで、キャリアアップの可能性が高まるでしょう。難関国家資格の1つとしても知られている介護福祉士を取得すると、サービス提供責任者や介護に関する専門員などの役職に就くことが可能です。役職に就くことで、より責任のある仕事や、より高い収入を得ることができるようになります。

訪問介護は、未経験からでも挑戦できる職種ですが、資格を取得することで無限に可能性が広がります。気になる方はまずは介護職員初任者研修から挑戦してみることがおすすめです。

訪問介護で長期的に働くためのヒントとは

訪問介護で安定した収入を得ながら、長期的に働くためには一体どうするべきでしょうか。以下の3つのヒントを覚えておきましょう。

やりがいを感じられる事業所を見つける

訪問介護は、利用者や家族との関わりが重要な仕事です。そのため、やりがいを感じられる事業所を見つけることが大切です。事業所が資格取得をしっかりとサポートしてくれる、利用者の状況などを考慮して、自分に合った事業所を選びましょう。

スキルアップを目指す

訪問介護の仕事を通して、さまざまな資格を目指すことができます。初心者の方は介護職員初任者研修を終える必要がありますが、その後は介護福祉士などの難関資格を目指して、少しずつ実力を重ねることがおすすめです。

優良資格を持っていると、好待遇で雇用されることが多く、長期的な収入の安定もさらに補償されます。

目標となる働き方を掲げる

訪問介護で実務経験を積むことで、別の介護分野で働く道も拓けます。あらかじめ「目標となる働き方」を掲げることもおすすめです。

現在はアルバイトやバイトを通して訪問介護に従事する方でも、将来的には正社員を目指す、あるいは資格を取得して給与アップを目指す、など目標があると介護の仕事に大きなやりがいを感じます。

まとめ

訪問介護での活躍には、さまざまな働き方は用意されています。アルバイトやパートとしても活躍できるため、介護業界に関心があるという方は、まずは気軽に応募してみてはいかがでしょうか。

訪問介護で夢を叶えるためには、やりがいを感じられる事業所を見つけ、スキルアップを目指すことが大切です。関心がある方はぜひ、当事業所にお問い合わせください。