訪問介護と在宅介護(居宅介護)の様々な違いについてのまとめ
訪問介護と居宅介護を聞いて、パッと違いを答えられる人は少ないのではないでしょうか。中には呼び方が違うだけだと思っている人もいるかもしれません。
今回は、訪問介護と居宅介護の様々な違いについてまとめてみました。
訪問介護と在宅介護の違いとは
病気になって体が思うように動かなかったり、高齢で日常生活に困った時には、手続きを踏めば公的な福祉サービスを受けられることはわかっていても、その違いなどについて知らないという人は多いのではないでしょうか。
また、健康に暮らしていると無縁の話のように思えてしまって、実際にどのようなサービスがあるのかも、詳しくはよくわからないという人も少なくないと思います。
今回は訪問介護と居宅介護の違いについて、サービスを受けられる年齢や内容、負担する金額の規定などについて、詳しくまとめたいと思います。
訪問介護とは
訪問介護は「ホームヘルプサービス」とも呼ばれています。
訪問介護は、介護保険が適用されるサービスになっていて、利用できる回数や程度などは、介護認定の程度によって異なります。
自宅などの利用者がいる場所へ資格を持ったホームヘルパーが訪問し、食事、排泄といった身体的なことや、入浴や着替えなどの身の回りのこと、さらに料理や掃除、洗濯という生活に必要なことを支援するサービスです。
本人や家族が希望する場合には、保険が適用されず自費での負担にはになるものの、定めら得た限度額を超えても、利用することが可能です。
介護保険が適用された利用者の費用負担は、原則的に1割から2割とされています。
本人の収入によって、負担額が異なる場合があり、介護を受ける本人に一定以上の収入が認められる場合には、負担額が2割になる場合があります。
在宅介護とは
居宅介護の正式名称は「居宅介護支援」と呼ばれています。
居宅介護支援はケアマネージャーと呼ばれる介護支援専門員が、介護を受ける本人や家族から相談を受け、自宅で暮らすためにどのような支援が必要なのか聞き取りを行った上で、一人一人の生活や状態に合った支援計画と呼ばれるケアプランの作成にあたります。
居宅介護支援では訪問介護や通所介護など、事業所によって異なるサービスを様々に組み合わせて利用することが可能です。
サービスを受けるに当たって利用者の負担額は原則的に1割程度とされています。
介護認定が要支援1または2の人がサービスを受ける時は、同じ内容であっても、居宅介護支援ではなく「介護予防支援」と呼ばれています。
訪問介護と在宅介護の違いは?
訪問介護と居宅介護支援は、自宅で暮らすために受けられる公的な福祉サービスであることには変わりません。
病気であっても、高齢であっても、その人がその人らしく尊厳を持ってより良い生活を送るために受けるサービスであり、関わるケアマネージャーなどの資格を持つ人は、介護を受ける人だけでなく、その家族も暮らしやすい方法を模索します。
しかし、この二つは大きく異なる点もあります。
訪問介護は実生活における直接的なサービスを提供します。
これに対し、居宅介護支援はそれらのサービスを受けるための計画などを作る役割を果たし、間接的に支援を提供します。
では、その対象者や負担額の違いを確認しましょう。
対象者
訪問介護の対象となる人は、65歳以上の第1号被保険者であり、介護を必要とする状態にある人とされています。
また、40から64歳までの第2号被保険者であり、末期癌を含む国が認めた16種類の特定疾病によって介護を必要としている状態にある人も、サービスを受けることができます。
またサービスの対象は本人のみで、幼い子どもなどの場合であっても、その家族は支援の対象にはなりません。
介護が必要であることは明らかでありながら、どの区分に当てはまるのかわからない場合や、どのサービスを使えるのかがわからないという場合は、自治体の障害福祉課や介護保険の窓口、またはサービスを提供している事業所などに問い合わせてみると良いでしょう。
これに対して、居宅介護の対象となる人は、受けた要介護認定の区分が1から5に当てはまり、自宅や住宅型有料老人ホームなどの高齢者向け住宅に住んでいる人です。
負担額
訪問介護は、介護保険を利用することで受けられる支援のサービスです。
本人の所得によって、負担額は異なりますが、原則的に1割から3割の自己負担が必要になります。
居宅介護は、障害福祉に区分されています。
基本的には1割程度の自己負担が必要になりますが、生活保護や収入が極めて低い場合など、一定の基準に満たさない場合には、負担額が減らされたり、負担がないという場合があります。
いずれの場合も、自己負担額を支払えない場合や、支払うことで生活ができなくなる場合などには、それぞれに対応する方法が用意されていることから、サービスを利用する前や、利用している途中で、自己負担額の支払いが難しくなったという場合には、担当者に相談してみると良いでしょう。
まとめ
自分や大切な家族が病気になったり、高齢になった時に、本人も家族も不安や不自由なく暮らしたいと誰でもが思うことでしょう。
そのために、どのような環境が良いのか、また本人や家族が望む形を実現するために、どのようなサービスを受けられることができるのかを知っておくことはとても大切なことです。
今回は、訪問介護と居宅介護の違いについて、詳しくまとめてみました。
何となく知っている人というも、違いがあることを知らなかったという人も、いつかは自分や家族が利用するサービスであるかもしれません。
そのために、サービスの内容や違いを知るきっかけを作っておくのは、とても大切なことではないでしょうか。
より良い暮らしのために
介護は家族にとってプライベートな内容であるという捉え方も多く、あまり相談することがないまま介護している人だけが負担を強いらることが多くあります。
介護される人もこれを負担に感じているという場合も少なくありません。
このことから、様々なサービスの利用についてだけでなく、介護について、誰かに相談するということを心掛けると、それぞれがより良く生活できるのではないでしょうか。
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