ー未経験でも訪問介護員として勤務できる?仕事内容・資格を解説ー
「未経験でも訪問介護員として働けるの?」
「訪問介護の仕事内容を詳しく知りたい……」
介護が必要な方が増えている昨今、自宅で自分らしい生活を続けられる訪問介護の需要が増えています。介護の仕事が未経験の方も、訪問介護について興味がある方も少なくありません。
しかし、介護業界の経験がないと、本当に問題なく働けるのか不安に感じてしまう方も多いでしょう。
この記事では、未経験で訪問介護として勤務を考えている方に向けて、仕事内容や必要な資格について説明します。
介護未経験でも安心して訪問介護員として勤務できるよう、ぜひ参考にしてみてください。
【未経験】資格があれば訪問介護員として働ける
介護業界未経験の方でも、必要な資格があれば訪問介護員として働くことができます。
訪問介護員は経験より資格の有無が優先されるのです。ただし、訪問介護事業所へ就職する際は、介護経験がある方の方が有利になるケースが多いので注意が必要です。
また、訪問介護員として働く場合は資格が必須ですが、介護施設では資格がない場合も介護員として働けます。一人で利用者のケアをする訪問介護とは異なり、複数の介護スタッフとともに働けることが介護施設の特徴です。
介護施設であればわからないことは他のスタッフに確認できるため、未経験の方でも不安を感じることなく勤務できるでしょう。
訪問介護員として働くうえで必要な4つの資格
先述した通り、訪問介護員として働くうえで、資格の取得は必要不可欠です。
訪問介護員は一人で利用者の自宅を訪問し、介護ケアを行います。無資格の場合、一人で身体介助を行えないため、「介護職員初任者研修」以上の資格を取得しなければいけません。
ここからは、訪問介護員として勤務するうえで必要な4つの資格を紹介するので、いずれかの資格の取得を考えてみましょう。
1.介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)
介護職員初任者研修とは、介護職員としての基礎知識や技術を習得するための研修です。資格取得のためには、約130時間の研修を受講し、全課程修了後に修了試験に合格する必要があります。
介護職員初任者研修の受講は、年齢や学歴、必要資格、実務経験など受講する上で必須となる条件はありません。介護職員初任者研修を取得することで、訪問介護に必要な「身体介護」ができるようになります。
介護職員初任者研修を取得することで、訪問介護員として勤務できることはもちろん、介護職として仕事の幅を広げることができるでしょう。
2.介護福祉実務者研修(旧ホームヘルパー1級)
介護福祉実務者研修は、介護福祉士国家試験を受験するために、必ず受講しなければならない研修です。介護に関する知識を身に着けるだけではなく、より質の高い介護サービスを提供するために、実践的な介護技術の習得も目的としています。
資格取得のためには、約450時間の研修を受講が必要で、「たん吸引」や「経管栄養」といった医療的ケアの基礎を学ぶカリキュラムが含まれています。
実務者研修を修了すると、訪問介護事業所で配置が必須である「サービス提供責任者」として勤務可能です。訪問介護サービスの計画立案・実施・管理などの訪問介護事業に関する重要な役割を担うため、キャリアアップや転職にも有利となるでしょう。
3.介護福祉士
介護福祉士の資格は、数多くある介護関連の資格の中でも唯一の国家資格です。介護福祉士の資格を取得することで、専門知識と技術を活かして利用者の身体上・精神上のケア、現場介護スタッフの指導や育成を行えます。
介護福祉士の受験資格を得るためには、大きく分けて以下の3つのルートがあります。
- ①指定された養成施設等を卒業する
- ②福祉系高校で指定された科目・単位を取得し卒業する
- ③3年以上の実務経験および「実務者研修」を修了する
介護福祉士国家試験は年に1回行われており、筆記試験の設問は五者択一のマークシート方式です。2016年以降、介護福祉士国家試験の合格率は70~80%以上となっており、合格率だけを見ると難易度はそれほど高くないといえるでしょう。
介護福祉士資格を取得することで、介護業務について高度な専門性を持っていることの証明となります。介護業務に関するスキルアップになるだけでなく、転職や待遇面などで有利に働く可能性が高いため、介護業務を長く続ける場合は資格取得をおすすめします。
4.生活援助従事者研修
生活援助従事者研修とは、生活援助中心型のサービスに従事するために必要な知識等を習得することを目的として行われる研修です。研修を修了することで、訪問介護事業所における調理や洗濯、掃除、買い物代行などの生活援助業務を担うことが可能です。
資格取得のためには、約59時間の研修を受講し、全課程修了後に0.5時間程度の筆記試験による修了評価が実施されます。修了評価の結果が決まった水準を超えるものであることが確認されれば、受講者に修了証が発行されます。
訪問介護の仕事に興味はあるものの、排泄介助などの直接身体に触れる介護には抵抗があるという方におすすめの資格です。
訪問介護員の仕事内容
訪問介護員は、利用者が自宅で自分らしい生活を続けられるよう、一人ひとりに必要な介護サービスを提供します。訪問介護で提供するサービスは、食事や入浴、排泄介助などの「身体介護」と調理や洗濯などの「生活援助」、病院の付き添いなどを含めた「通院介助」の3つです。
訪問介護員の仕事内容の注意が必要なポイントとして、あくまで利用者本人のサポートをするという点が挙げられます。ご家族と使用するリビングやトイレの掃除、ご家族分の食事作りなどは訪問介護サービスには含まれません。
介護業界未経験者の場合、生活援助や負担が少ない身体介護などの、比較的一人でも安全に行うことができる業務から開始することが一般的です。現場で経験を積み、慣れてきた段階で要介護度の高い利用者に対する業務などの、介護スキルが必要なケアを担うことになります。
そのため、未経験の場合でも安心して訪問介護員を目指して問題ないでしょう。
まとめ
この記事では、未経験で訪問介護員を目指す方に向けて、仕事内容や必要な資格について詳しく説明しました。
介護業界未経験であっても、必要な資格を取得すれば訪問介護員として働けます。
必要な資格は以下の通りで、訪問介護員として勤務するためには、どれか一つを取得しなければいけません。
- ①介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)
- ②介護福祉実務者研修(旧ホームヘルパー1級)
- ③介護福祉士
- ④生活援助従事者研修
とはいえ、介護業界未経験の方は、いきなり一人で利用者の自宅を訪問し、介護ケアをするとなると不安に感じる方も多いでしょう。しかし、未経験者が安心して働くことができるよう、勤務体制の整備や研修期間の設置などの配慮をしている職場はたくさんあります。
当社は、介護関連の資格を取得したスタッフが丁寧に指導するので、未経験の方でも安心してご応募いただけます。さらに、資格取得の補助制度があるため、スキルアップを目指せます。
訪問介護員の仕事に少しでも興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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